シベリアを流浪した男の足跡を200年後に。<br />200年前、伊勢から江戸に向けて出帆した船が難破し、アリューシャン列島アムチトカ島に漂着した。<br />その漂流民・大黒屋光太夫は、それから10年にもわたってシベリア全土を流浪した。<br />本書は、当時の光太夫の足跡を辿りながら、零下59度にも下る極寒の世界から、巨大な蚊の大群に攻め悩まされる夏まで、100余日にもわたって現代シベリアを踏破したドキュメントである。<br />【ご注意】※この作品はカラー写真が含まれます。<br />