埋蔵金発掘課長
それは愚策か、それとも起死回生の一手か? 早期退職し、故郷に帰ってきた元広告マン。
午前中は、道の駅で働き、午後はのんびり海辺で過ごす生活を送っていた。
ある日、市長の秘書をつとめる同級生が、市長直々のお願いがあるとやってくる。
お願いとは、財政破綻目前の市のために、埋蔵金を発掘してほしい、というとんでもない依頼だった。
日給に釣られ、半信半疑で着手することにした俺は、郷土史家を訪ね、小学校の裏山が怪しいという情報を得る。
市の職員と二人で発掘をはじめたが、なにせ広大な土地だ。
市に懇願して、人員を増やし、巫女の力を借り、なんと古銭の発掘に成功する。
勢いに乗った発掘課は、やがて日照市の海軍工廠に眠るお宝の情報にたどりつく。
彼らが発掘したお宝とは? 荒唐無稽、なのに感動の室積ワールドは今回も健在! 笑って泣ける最強エンタテインメント、いきなり文庫で登場!!
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