緋色の聖女に接吻を
美貌の悪魔と契約した少女の運命は!? 「生きたければ誓え。
命が尽きたら、俺のものになると」 死の間際、悪魔と契約することで生き延びた少女・アリーチェ。
彼女は復讐をとげるため、その手段として史上初の女教皇となることを誓う。
アリーチェは悪魔の力を借りながら着々と力をたくわえ、ついには枢機卿として教皇候補にまで上り詰める。
アリーチェと契約した悪魔・バルキネスの正体は、天界を追われた元天使だった。
聖なる印「神の接吻」をもつ人間の命を手に入れれば天界に戻れるが、できないまま期限が過ぎれば悪魔のまま消滅してしまう。
だが、その印の持ち主であるアリーチェを愛してしまったバルキネスには、彼女を殺すことはできなくなっていた。
アリーチェもまた、バルキネスへの気持ちをうすうす自覚しながらも、素直になれないままだった。
そしていよいよ始まった教皇選挙。
しかしそのさなか次々と枢機卿が不審な死をとげる。
バルキネスとともに事件の真相を探ろうとするアリーチェ。
だが、真相に気がついたとき、アリーチェの身にも魔の手が及ぼうとしていた…。
運命に逆らい強く生きようとする少女と、 美貌の悪魔の恋の行方に胸躍るファンタジー・ロマンス!※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
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