P+D BOOKS 熱風
中上健次、未完の遺作が初単行本化&電子化!1個3億円のエメラルド3個を携え、ブラジルから来日したオリエントの康の遺児タケオは、新宿で「中本」の一統である‘毒味男’や、オリュウノオバの甥っ子である‘九階の怪人’と出会う。
‘毒味男’の一味は、最初に地上げ屋の斎藤順一郎を焼き殺したが、彼らの周囲をGメンが嗅ぎ回り始めので、一味は共に紀州・新宮へ舞い戻る。
そして、次の標的に土地の実力者・佐倉(この時、130歳近い年齢だが)を選ぶのだが……。
新たな抗争の予感を湛える長編。
「千年の愉楽」の続編ともいえる未完作。
「週刊ポスト」にて連載中に絶筆した。
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