医学ジャーナリストが描く迫真のミステリー。<br />ウィルス研究医・仲沢葉月は、ある晩、外科医の夫・啓介と前妻との間の子が誘拐されたという連絡を受ける。<br />しかし夫は別の女からの呼び出しに出かけていったまま音信不通、幼子は無残な姿で発見された。<br />痛み戸惑う気持ちで夫の行方を捜すうち、彼女は続発する幼児誘拐殺人事件の意外な共通点と、医学界を揺るがす危険な策謀に辿りつく――。<br />医学ジャーナリストが描く、迫真の医療サスペンス! 第1回小学館文庫小説賞受賞作。<br />