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戸隠秘宝の砦

秀吉の秘宝を巡って、戸隠での最終決戦!長編伝奇小説、ここに完結!秀吉の遺した秘宝の手がかりを、敦賀の気比神宮にまで捜しに行った近忠だったが、手がかりとなる図面は高嶋屋五郎左衛門に、財宝を開ける際に必要な宝刀は、鼠小僧次郎吉に奪われてしまった。
江戸に戻ってきた近忠は、高嶋屋と小浜藩の内藤主殿たちが、隠し場所の戸隠に出かけるのを知り、仲間たちと追いかけた。
前回と同じ、辰次にお絲、亥ノ吉に義兄の欽之丞が加わり、5名での旅立ちだったが、角雲、大けがをした千代吉、それに十蔵と孫娘のお良が後に参加し、9名になった。
川を舟で渡ろうとした一行の行く手に、次郎吉の一味が現れ、お絲を攫っていった。
味方と思っていたものが、敵と通じていたのだ。
次郎吉は、戸隠の里に住んでおり、秀吉の秘宝を探しに来た一味からお宝を奪い取ろうとしていた。
果たしてお絲を救い出せるのか。
また、三つ巴の戦いの行方は。
秀吉の秘宝は、誰の手に渡るのか。




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