十津川警部 南紀・陽光の下の死者
十津川警部、新たな事件のため南紀白浜へ東京池袋署の刑事・伊熊武敏は、会社社長未亡人殺人事件を担当していたが、独断専行を指摘され、上司から非番を命じられ、南紀白浜へ旅立った。
紀勢本線特急「くろしお19号」車内で、ひょんなことから、東京中央エレクトリック企画課長の白川健一郎と知り合い、白良浜で会う約束をしたが、翌日砂浜に行ってみると、白川が死んでいるのを発見する。
地元の警察署から要請を受けた伊熊は、捜査に当たることになった。
この事件が、伊熊刑事が関わっていた殺人事件とリンクしていく。
美貌の未亡人の名は、立花庸子。
亡くなった夫は、東京中央エレクトリックの前身、中央電気の社長だった。
莫大な遺産を手にした彼女は、数々の浮き名を流していたが、1ヶ月前に自宅で殺されたのである。
彼女の過去をたどると、今や廃墟と化した白浜の豪華ホテルの歴史に行き着いたのだった。
事件は広がりを見せ、白川を知るクラブのママや関係者も白浜に現れて、ついには十津川警部の登場となる。
十津川警部が暴いた真相とは!
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