P+D BOOKS 春喪祭
奈良・長谷寺を舞台にした‘妖かしの世界’。
愛する野田涼太郎と初めて結ばれたにも拘わらず、翌日、なぜか吉村深美は姿を消してしまう。
一年後、牡丹で知られる奈良・長谷寺の門前町、初瀬で深美は死体となって発見された。
琵琶の撥で手首を切り、琵琶の裏甲には万葉集の恋歌三首が遺されていた。
深美の死因を探求すべく初瀬へ向かった涼太郎が見たものは……、いとも妖しげな無明世界だった。
耽美的な幻想文学の秀作「春喪祭」を含む、著者渾身の短篇6作を収録。
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