キモイマン
あれから8年。
最弱ヒーローイズバック!オレの名前は高寺一郎。
あのキモイマン騒動から8年が経った今、オレは東京で特撮ライターをやっている。
といっても、それだけでは食えないのでバイトが命綱になっている。
でもいつかオレは、誰もが認める超おもしろい特撮ものの脚本を書き、「ウルトラマン」や「仮面ライダー」のような歴史に残るヒーローを生み出すつもりだ。
そんなある日、大学に入学するため聖が東京へとやってくる。
キモイマンを憧れの目で見ていた小学四年生の女の子も、今や女子大生。
オレの予想通りに彼女はとんでもない美少女に成長していた。
特撮オタクなのはそのままに。
オレの隣をこんなにも可愛い子が歩いている。
今も変わらず、「一郎にいちゃん」と親しみを込めてオレを呼ぶ聖に、淡い期待を抱いてしまう。
オレの彼女になってくれたりしないかな。
などと妄想しつつ聖と夜の街を歩いていたオレは、その時、偶然「アイツ」と遭遇した。
そいつの名はべー・グロス。
夜な夜な街に現れては悪を倒し、いま世間を騒がせている謎のヒーローだった――。
あの等身大以下のヒーローが帰ってきた! 最弱ヒーローイズバック!※「ガ報」付き!※ガガガ10周年電子特典!シリーズ既刊すべてのカバーイラスト付き!※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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