P+D BOOKS 裏ヴァージョン
現実世界と小説世界が交錯する斬新な異色作。
家賃代わりに差し出される短篇小説と、それに対して辛辣コメントを浴びせ続ける家主。
やがてコメントは作家の精神を抉るような質問状となり、青春をともに過ごした2人の中年女性の愛憎が垣間見えてくる。
小説を書くのは鳴かず飛ばずの作家・昌子で、その読み手は昌子が居候する家主で20年来の友人・鈴子。
小説を介して、お互いの感情をぶつけ合う2人の切なさとおかしさを、現実世界と小説世界が入り交じる奇抜な手法で描いた著者の異色作。
※この作品は底本に忠実にゴシック体の部分につきまして画像にしております。
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