P+D BOOKS 城の中の城
棄教か離婚か――驚愕の‘夫婦間宗教戦争’。
夫の山田信・英文学教授は、渡仏中に突如パリで洗礼を受けカトリック信者になってしまう。
妻の桂子は夫の独断、裏切りに自尊心を深く傷つけられる。
二人の子供の将来を案じながらも、棄教か離婚かの選択を夫に突きつけ、夫婦の間で‘宗教戦争’が勃発するのだが――。
生涯‘物語文学’を追求し続けた倉橋由美子が、禁じられた愛や夫婦交換をキリスト教を背景に描き、知識人階層を鋭く風刺した問題作。
倉橋文学後期の傑作「桂子さんシリーズ」の第二弾。
更新中です。しばらくお待ちください。