ダンデライオン
「くちびるに歌を」以来7年ぶりの長編小説。
11歳の下野蓮司はある日、病院で目覚めると大人の姿になっていた。
20年の歳月が流れていた。
そこに恋人と名乗る西園小春が姿を現す。
子ども時代と大人時代の一日が交換されたのだ、と彼女は話した。
一方、20年後の蓮司は11歳の自分の体に送り込まれていた。
ある目的を達成するために、彼は急いでいた。
残された時間は半日に満たないものだった--。
ミリ単位でひかれた、切なさの設計図。
著者だからこそできた、完全犯罪のような青春ミステリーの誕生。
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