<広島発世界行き>熱く重厚なミステリー。<br /> 広島郊外の山中で、一組の白骨遺体と頭蓋骨が見つかった。<br />鑑定の結果、白骨遺体は推定50代?70代の白人女性で死後半年以上が経過、頭蓋骨の方は1950年以前に生きていた日本人のものであることに絞り込まれた。<br /> 広島県警捜査一課警部補・矢田誠らは、行方不明の白人リストのなかから、ある来日女性に着目する。<br />彼女は、いったい何をしていたのか。<br />捜査の過程で、終戦後跋扈していたある少年グループに辿り着く。<br />