見えない目撃者
視力を失った、そして事件を‘目撃’した。
警察学校の卒業式の夜、自らの過失で交通事故を起こしてしまった浜中なつめ。
視力を失うとともに、同乗していた最愛の弟を亡くし、警察官の夢も絶たれて絶望的な日々を過ごしていた。
そんなある日、なつめは車の接触事故に遭遇するが、その後部座席からは助けを求める女性の叫び声が聞こえてきた。
なつめが名前を尋ねると女性は「レイサ」と答え、車は走り去る。
誘拐事件であることを直感したなつめは警察へ赴き、自分の‘目撃’した情報を提示して訴える。
しかし、目の見えない人間の証言として重要視されず、捜査は打ち切られてしまう。
女性を助けようと必死に奔走するなつめは、車に接触したスケートボードに乗っていた少年、春馬を探し出す。
‘レイサ’の居場所を探すうちに、二人は家出少女の神様である‘救様’の存在を知る。
そして、四体の惨殺死体が発見されたことから、少女連続殺人事件が浮上。
猟奇殺人犯は、真相に近づこうとするなつめにも迫っていく。
韓国映画『ブラインド』を吉岡里帆主演でリメイクした究極のサスペンススリラーをノベライズ。
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