絵草紙屋万葉堂
さつきと万葉堂の将来は?シリーズ最終巻! 万葉堂に、駒三が帰ってきた。
盗賊団「蛇の目」の大捕物でも、元締めの巳之助と駒三はそれぞれ逃亡していた。
平野屋での盗難は蛇の目の仕業で、その中にご禁制の本があって、それを巡って田沼意次と反対勢力との抗争があったのだ。
およねからは新作の黄表紙を万葉堂で出したいという嬉しい申し出があった。
しかし、およねは体調を崩してしまい、心配したおよねの母お千が、さつきの元にやってくる。
およねに、話題になっている人魚の肉を食べさせたいので調べてほしいと言うのだ。
捜しまわって、人魚の肉を食べた老女に会えると出掛けていくと、そこにいたのは白河藩士の栗原靱負だった。
老女には会えず、栗橋から本に残された暗号めいた書き込みを見せられる。
以前、田沼意次に見せられた本にも同様の書き込みがあった。
しっかりと見たものは忘れないさつきの記憶力と喜重郎による解読で、陰謀への警告が明らかになる。
さつきは、平野屋と自分との真の関係も喜重郎から明らかにされる。
およねの体調は戻らず、喜重郎を慕うおよねを慮った両親は思い切った話を持ちかけてくる! さつき、喜重郎とおよね、万葉堂の将来は!感動のシリーズ最終巻!
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