千歳くんはラムネ瓶のなか
「君」にさよならを。
6月の進路相談会で顔を合わせて以来、俺と明日姉は学校でも会うようになった。
まるでデートのように出かけることも増え、俺は嬉しい反面……どこか切なさにも似た感情を抱えていた。
それがひどく身勝手なものだということも理解しながら。
明日姉は、東京にいく。
物語を「編む」人になるために。
俺は、笑顔でこの人を送り出せるだろうか――。
大人気‘リア充側’青春ラブコメ、第3幕。
遠い夏の日。
君とまた会えますように。
※「ガ報」付き!※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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