僕は人を殺したかもしれないが、それでも君のために描く
「4マリ」の奇跡、再び。
昨日、僕は人を殺してしまったかもしれない――「強迫性障害」を抱える島津圭司は、毎晩恐怖に襲われ目を覚ます。
今日も気づかないうちに、自分が誰かの「死」の原因を作ってしまったのではないか……。
日常生活も人付き合いも苦手な圭司にできることはただ一つ、絵を描くこと。
だから、生きている限り、今日も漫画を描くしかない。
あるとき、事故に巻き込まれ搬送された病院の裏庭で、圭司は透き通るような肌の青年・藤堂星矢に出会う。
社会や人との接触を忌み嫌ってきた圭司だったが、「僕がファン第1号になる」という星矢の言葉に背中を押され、漫画家としてのキャリアと向き合うようになる。
初めての連載、自宅で雇う初めてのアシスタント、助けてくれた救急救命士の女性への、初めての恋。
自身の障害のせいで、圭司は行く先々で壁にぶつかってしまう。
一つずつ挑んでいった先に、圭司を待ち受けていたものとは。
そして、十歳で死んでしまった弟・龍二に最後にかけた言葉を悔やむ圭司が、十五年経った今、見つけた真実とは……。
生きづらさを抱えて生きるすべての人へ。
大切なものを喪っても、生きている限り春はやって来る。
涙なしには読めない、感動の人生讃歌!
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