大正野球娘。
男子に野球で挑む、名門女子校のモガ9人!時は、大正十四年七月――。
東邦星華高等女学院に通う鈴川小梅は、洋食屋《すず川》の一人娘で、十四歳。
ある日突然、級友の小笠原晶子に、「一緒に野球をしていただきたいの!」と誘われた!?親が貿易を営む御令嬢の威厳に圧され、思わず頷いてしまう小梅……。
野球がどんなものかをまったく知らないのに!どうやら、小笠原家のパーティーに出席していた、朝香中学の岩崎荘介に関係している模様。
しかも、晶子と荘介は、なにやら因縁があるらしく――。
なんとか、英語のアンナ先生から野球を教えてもらえることにはなったが、思わぬ壁が立ちはだかって。
大正モガが、野球にグルメにと、ハイカラな時代を奔り回る、シリーズ第一弾!
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