恐ろしくきれいな爆弾
騙して脅してしらを切る、日本一やばい女。
この小説は、今、この時代に読んでこそのエンターテインメント!現実と物語が頭の中で撹乱され、とてもエキサイティングな読書時間を過ごしました。
きれいな爆弾は恐ろしくて美しい。
小泉今日子初の内閣入りを果たした福永乙子は、就任会見の場で一席ぶった男社会への歯に衣着せぬ発言が話題になり、一躍時のひととなる。
総理経験のある政治家の養女として、3回目の当選での初入閣。
メディアからは「美しすぎる奇跡の46歳」として大きくクローズアップされた。
しかし、彼女は、様々な後ろ暗い部分を抱えていた。
高級コールガールや新興宗教の謎の教祖だった過去、構成員7000人といわれる反社会勢力トップとの接点。
永田町に跋扈する政敵を前に、しかし、彼女は冷然とこの国の頂へ向けて、階段を昇っていく。
戦慄と衝撃の悪女エンターテインメント。
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