詩人になりたいわたしX
詩で描く家族と恋と友情の心揺さぶる物語。
主人公のシオマラは、神さまのことなんか、ぜんぜん信じてない。
「女の子は、いけません。
いけません。
いけません」信仰心厚い母親に、こう言われるたびに、「自分はなんてちっぽけなんだろう」って感じるんだ。
ハーレムに暮らす少女シオマラは、厳格な母親に猛反発しながらも、「言葉」の持つ世界に惹かれていく。
高校のポエトリースラム部で詩のパフォーマンスというものを知り、自己表現の世界にどんどんのめり込んでいく。
「言葉は、ありのままの自分を解き放つ手段」、そのことに気がついたシオマラは、いろいろなことから自由になれた。
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