救出 3.11気仙沼公民館に取り残された446人
震災から10年 未来へ記憶されるべき奇跡。
「火の海 ダメかも がんばる」。
2011年3月11日、気仙沼。
津波とともに、燃え盛る重油が公民館を取り囲んだ。
避難していた住民たちは孤立無援となる。
その中のひとりの女性が、スマホの電池の残量を気にしながらかろうじて打った冒頭のメールが、ロンドンの息子に届いた。
息子は、どこかの誰かに救助を求める文面を必死に考え、発信した。
このTwitter140文字が、東京のある零細企業の社長の目に留まり、「偶然」という名の必然によって、東京都副知事に繋がって、東京消防庁のヘリが救出に飛び立った! 災害救助の「永遠のケーススタディ」となるべき、奇跡の物語。
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