リングサイド
台湾の新世代作家、堂々のデビュー!この小説はプロレスについて書いている。
それはつまり、人生について書いているということだ――西加奈子(作家)知りたかった事が書いてあった。
みんなの生活の中でのプロレスの存在意義。
そうか。
プロレスラーは記憶の中で、画面の中で生き続けるんだなぁ――棚橋弘至(プロレスラー)【作品紹介】「ばあちゃんのエメラルド」あの頃、親父は漁船に乗っていつも家を空けてるし、お袋も出て行って、家にいるのはばあちゃんと 俺、それに黒犬の来福の3人だけだった。
ばあちゃんと俺は毎晩、古い試合を何度も繰り返し放送する ケーブルテレビで三沢光晴を応援していた。
だけど、俺はある日、とんでもないことを知ってしまったんだ――。
「タイガーマスク」安ホテルの受付バイトをする大学四年生(留年決定)の俺は、バイトの先輩からなぜかタイガーマスクのマスクをもらう。
ホテルに’ 配達’ される女の子の一人が気になり、ある日、意を決して隣のホテルに彼女を呼んだ。
でも、俺にできたのはマスクをかぶったまま彼女としゃべり続けることだけだった。
――プロレスと出逢い、魅せられた人びとの人生ドラマ10話からなる連作短編集
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