咎人の刻印
罪を背負う者の物語は、更なる深みへ……! 「どんな姿であろうと、どんな異能を持とうと、人間であることには変わりがない」 許されぬ罪を背負い、常人にはない特別な能力を発現させる者たち――それが《咎人(トガビト)》だ。
彼らはその犯した罪を清算するまでは、決して死ぬことができない……といわれている。
それぞれの咎人は、自らの罪に向き合いながら、いつ果てるともしれない戦いに身を投じる。
それが魔都・東京の闇に沈む真実だった。
愛とは何かを探し続ける殺人鬼の神無と、彼と生活を共にするようになった吸血鬼の御影。
彼らは池袋の一角にある謎めいた洋館で暮らしている。
神無の相棒ともいえる御影には、かつて双子の弟・刹那がいた。
しかし、弟を亡くした悲しみから、御影は弟を自らの身の内に取り込んでしまった。
彼がいつもしている眼帯の下には、弟の右目が隠されているのだった。
神無と御影はある日、狭霧と名乗る謎めいた人物に墓地で出会う。
狭霧の発動させた魔方陣によって、御影はそのまま昏睡状態に。
次に目覚めたときには――彼の意識は、弟の刹那のものに取って変わられていた。
死の淵から甦った魂の片割れは、何を求めるのか……急転直下のシリーズ第3弾!!
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