シュレディンガーの猫探し
迷宮落としの魔女vs.怪奇現象。
探偵は真実を求め、魔女は神秘を求める。
そして時に、人には解かれたくない謎があり、秘密にしておきたい真実がある。
忘れる事などできやしない。
神秘的で、ミステリアスな一人の魔女に、この日――僕は、出会った。
亡き姉・飛鳥の残した「時を超える」現象を巻き起こす魔導書『シュレディンガーの猫探し』。
その行方と手がかりを探すため、「迷宮落としの魔女」焔螺と、その助手(使い魔?)の令和は、級友・芥川の故郷である猫又村を訪れる。
しかしそこには、数多の妖怪伝承と不思議な能力を持つ巫女が待ち受けているのだった。
閉鎖的な村の風習と、謎多き伝承の数々。
「出歩いてはならない」と警告される「赤き月の夜」に起こる事件とは?「謎とは、真実を隠したいという誰かの『想い』だ。
良くも悪くも、人の心が生み出したヴェールなんだ」村の秘密のヴェールが剥がされるとき、明らかになる「約束」と「物語」。
第14回小学館ライトノベル大賞・審査員特別賞受賞作、シリーズ第3弾!※「ガ報」付き!※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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