「…忘れるな。<br />おまえを誰にも渡しはしない」ニグレドの大公に望まれて嫁いだユーフェミアは、婚礼の夜、髪と目の色以外は夫、ラースリオンとそっくりの青年に強引に抱かれてしまう。<br />彼は魔物に取り憑かれたという夫の双子の弟ヴェルメリオだった。<br />優しいが時に酷薄さを見せる夫と奇妙な優しさを見せる魔物、二人の間で揺れ動くユーフェミアは!?愛と官能のミスティック・ロマン。<br />