「先日男を知ったばかりで、随分、淫らに鳴くようになったんだな」幼い頃の初恋の夢を抱いたまま『本気の恋をしてはいけない』夢見の巫女に選ばれてしまったエミリアは、『たった一人との恋』を諦め、身近にいた王立騎士団隊長のアレンに身を任せる。<br />必要だったのは心の通わない一夜だけの関係。<br />けれど謎めいた過去を持つ騎士は、その後も繰り返し彼女に関係を迫ってきて―。<br />