小国の王女マリアは政変に巻き込まれ、二年もの間、異国の山城暮らしを強いられていた。<br />ある日山賊に襲われかけたのを王子テオバルドに救われ、彼の妻になるよう言われときめくが、政変で経験した不信感から素直になれない。<br />そんな彼女にテオバルドは辛抱強く接し溺愛する。<br />「信じられない。<br />君のすべてが俺のものだなんて」海軍提督でもある屈強な彼に身も心も蕩かされていくマリア。<br />だがテオバルドには他に愛した女性がいると聞き!?