王女マリアンヌは両親の死後、王座に就いた叔父に疎まれ塔に幽閉されていたが、大国の王太子に結婚を申し込まれ、その名代の弟トリスタンの手で外に連れ出される。<br />記憶と声の一部を失い、無気力に生きていた彼女は、献身的なトリスタンの世話で心開いていく。<br />「あなたが俺に感じてくれるのは嬉しい」美しいトリスタンに優しく触れられるたびに声と記憶を取り戻していくマリアンヌ。<br />次第に王太子よりも彼に惹かれるようになって…。<br />