伯爵令嬢レオーナは、困窮する家計を助けるため、侯爵デミオンの偽婚約者になることに。<br />親族からの縁談を断りたいというデミオンは、終始冷たく役目に必要なことすら話してくれない。<br />だがレオーナは機転を利かせ、次々現れる親族の追及を振り切る。<br />聡明な彼女にデミオンも心を許し始め、レオーナも彼の隠された顔を知り惹かれていく。<br />「おまえは砂糖菓子のように甘いな」卑劣な罠から辛くも逃れた夜、二人の気持ちは急速に近付き!?