家族に政略結婚を命じられ、名家の御曹司の俊輔に嫁いだ優笑は、穏やかな彼の許で幸せに暮らすも、自分は契約上の妻だと自覚していた。<br />二年目の結婚記念日、優笑は俊輔から離婚届を渡され、悲しいが何も言えない。<br />二人で出かけた後、これが最後だからと想いを告げた彼女に、彼はやっと言ってくれたと優笑を情熱的に抱く。<br />「俺を好きなんて初めて聞いた。<br />ずっときみから欲しかった言葉だ」妻の本音を引き出そうとする彼の真意は!?