天才的な津軽三味線の技と音色──加々美達央(かがみたつお)は無名の若手三味線奏者だ。<br />地方の大会での達央の演奏に、青年実業家の浅井祐司(あさいゆうじ)は一瞬で虜に! その稀有な才能に心を囚われ、「君を必ず檜舞台に立たせる」とスポンサーを名乗り出る。<br />成り行きで同居を申し出た浅井は、恋人にするような優しさで達央に接してくる。<br />ところが、浅井を独占する達央を妬むライバルが現れて…!?※電子版には、紙版に収録されている挿絵は収録されていません。<br />