夏休みに帰省した江沢を出迎えたのは、五年前にケンカ別れした親友だった。<br />高校時代、振り返るとそこにいて優しく笑っていた生方。<br />誰に告白されても「ごめんね」と困ったように微笑んで、最後は必ず江沢の左隣に戻ってくる―そんな関係に戻れるかと思ったのに、昔のままの笑顔で「あの頃も今も江沢が好きだよ」と告白されて!?左隣の特等席は永遠に君のもの―友情が恋へ育つ軌跡。<br />※電子版には、紙版に収録されている挿絵は収録されていません。<br />