身も心も捧げたのに、突然、姿を消して裏切った男が忘れられない――。<br />謎の投資家・ヴィクトルへの執着を断ち切れずにいた、巨大財閥の後継者・蘇芳(すおう)。<br />そこへ手を差し伸べたのは、幼い頃から付き従う秘書の東吾(とうご)だ。<br />「私が抱いて慰めて差し上げます」――固く復讐を誓いながらも、東吾との関係に溺れていく蘇芳。<br />ところがある日、正体を明かしたヴィクトルが再び蘇芳の前に現れて…!?※電子版には、紙版に収録されている挿絵は収録されていません。<br />