主治医の采配
行方不明になって3年、夏目礼一郎は某砂漠の王国から生還した。
国際弁護士として嘱望された未来が一転、両足の自由を奪われ、王の性奴隷として屈辱を受け続けていた。
生きる気力を無くし常に孤独と絶望の淵で死を考えている礼一郎。
高校時代の同級生で主治医の上條晴隆は、人間としての尊厳を踏みつけられた絶望から救い出す手立てもなく、次第に無気力で自虐的な礼一郎に苛立ちを募らせていく。
そんな時、暫くの禁欲に礼一郎の体の疼きを察した上條は、礼一郎を生かす術を見出すが…。
※電子版には、紙版に収録されている挿絵は収録されていません。
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