優しく身体をたどるこの指が、自分のものだったらどんなにいいだろう……。<br />週末ごとに陽を抱くのは、家庭教師の崇匡。<br />崇匡は陽の兄の親友で、陽がずっと憧れていた相手だ。<br />けれども崇匡が好きなのは、どうも兄らしい。<br />なのにセックスの最中に崇匡が呼ぶのは、なぜか陽の名前。<br />うれしい反面、陽は戸惑う。<br />そんなある日、崇匡の部屋で抱き合っているところを、兄に見られてしまう!?※電子版には、紙版に収録されている挿絵は収録されていません。<br />