座敷童が屋敷を去るとき
鄙(ひな)びた温泉宿に憑く、紅色の振袖に黒髪の美しい座敷童――。
高校生の逸郎(いつろう)が通うのは、幼い頃から何度も危機を救ってくれた延珠丸(えんじゅまる)の元だ。
好奇心から始まった逢瀬を重ねるたび、次第に妖艶な美少年に成長していく延珠丸は、いつまで経っても無垢なまま。
ついに青年実業家となった逸郎は、愛しさを募らせて延珠丸を迎えに行くけれど、「約束があるから一緒にはなれない」と応えてくれなくて…!? ※電子版には、紙版に収録されている挿絵は収録されていません。
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