フラワー・コーディネイターとして忙しく働く母が将(しょう)に求めたのは、都合よく邪魔にならない子。<br />そう悟った時から、将は花が大嫌いになった。<br />そんな将は、偶然出会った花屋の安藤(あんどう)に「花を好きにしてやる」とバイトに誘われる。<br />強引な態度とうらはらに、安藤の花に向ける視線は優しい。<br />母とは違って、いつも自分を見ていてくれる大人の男の優しさに、将は癒されていくが…。<br /> ※口絵・イラスト収録あり