剣は苦手だし、戦争中は後方支援部隊にいて、何の功績も上げてない。<br />なのに栄誉ある王室護衛官に抜擢され、貴族の末席に加わってしまった――。<br />不安に揺れるトリスタンはある日、同盟国からの使節の接待係を命じられることに!! 国賓として訪れたのは、戦線の英雄にして、大公の懐刀と名高い伯爵イーライ。<br />身分も華やかさも併せ持つ不遜な男に、反発と劣等感を刺激される日々が始まって!? ※口絵・イラスト収録あり