高校を卒業した春、中道明生は姉夫婦が経営する民宿で住み込みのアルバイトをしていた。<br />普段から感情を表現するのが苦手で、冷たいと誤解されることも少なくなかった。<br />そんなある日、客としてやってきた笙野という男は、初対面だというのに、全てを見透かすような態度で明生に接してくる。<br />居心地の悪い明生だったが、その翌日、目に入ってきたのは荒削りだが整った笙野の寝顔だった! おまけに自分も相手も全裸で──!?