世界の果てで待っていて
渋谷区神泉に調査探偵事務所を構える黒澤統一郎は、暑い夏の夜、元同僚で渋谷警察署の刑事である櫂谷雪人から呼び出される。
補導された少年が、おまえの名刺を持っている、と。
それが新たな事件の始まりだった――! 妹・澪子の死の真相を独り探り続ける黒澤。
雪人は自分の知らない影を統一郎のなかに見つけ、激しく動揺する。
自分はあの男の何を知っていて、何を知らないのか―― そんなとき、雪人は公安の鴉と呼ばれていた鷹取から統一郎の行確を命じられて…… 甘い一夜の記憶を封じたふたりの想い、そして見失った真実の行方は!?
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