指先へと百日紅
狭い田舎町で起きた校長と男子生徒の心中事件。
生き残った直海に押された烙印は、泥棒猫の人殺し―。
そして二年、誰もが直海の存在を無視し、声をかけてくるのは欲望に駆られた輩だけ。
だが仕事帰りのある夜、酔った男たちに乱暴されそうなところを東京から転任してきたばかりの教師・加納に救われる。
それ以来、直海の過去を知っても態度を変えず、親しげに接してくる加納に心惹かれていく直海。
けれど運命はどこまでも直海に冷たくて…。
※電子版には挿絵は収録されておりません。
ご了承ください。
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