都から逃れ、人を避けて暮らしていた鐵は、子狐を拾い琥珀と名付け育てる。<br />無邪気に懐いてくる琥珀に、忘れかけていた愛情を取り戻していく鐵。<br />だがある朝、琥珀は人の姿へと変化し、里人から狐神と奉られるようになる。<br />自分には神の力の片鱗もないと落ち込む琥珀を鐵は慈しみ、やがて琥珀も鐵の孤独と優しさに恋心を抱いていった。<br />そんな時、狐神の噂を聞きつけた帝が兵を放ち――…。<br /> yoco先生の美麗なイラスト入り♪