すべてを許した相手に裏切られてから、二度と誰も愛さないと心に決めている千彰は、週末ごとに一夜限りの相手を求めなじみのバーを訪れていた。<br />ある夜、どこか見覚えのある男・篤志に声をかけられ、投げやりにカラダを重ねるが、我を忘れるほどの快楽に溺れてしまう。<br />しかもそれ以来、一向に千彰が心当たりを思い出せないまま、篤志は信じられないほど情熱的に求愛してくるようになり――。<br /> ※本文にイラストは含まれていません