病室で目覚めると、自分の名前すら思い出せない記憶喪失に柏宮冬生は陥っていた。<br />傍らには幼馴染と名乗る男、須藤弘樹――ヒロがいた。<br />記憶を失う程の事故に巻き込まれた夜に再会したと話すヒロの明るい笑顔に、冬生は確かな懐かしさを覚える。<br />だが、冬生が会社に連絡したいと言うと、男は態度を一変させ、身動きできない冬生の素肌に触れ、快感に慣れた体であることを暴いて…!? ※イラストは含まれていません