二十六夜待ちの晩、高級料理屋『松風』の看板娘おゆきが姿を消した。<br />女将は遊び人の冬吉と駆け落ちしたと決めつけるが、青柳剣一郎は女将の頑なな態度に不審を抱く。<br />おゆきの妹おしゅんも、そんな相手はいないと証言。<br />数日後、大川に冬吉が無惨な姿で浮かび…。<br />二人の身に一体何が? おゆきの安否は? 妹の想いを背負う剣一郎が、隠された真実を炙り出す!