豊臣家の黄金
今夜こそ―。
真田忍者のくノ一は、江戸城本丸奥の春日局邸の前に立って自らに誓った。
死はもとより覚悟している。
秀吉の隠し金四億五千万両の行方を知る鍵となる秘本『多山銀山埋蔵秘巻』を奪取するのだ。
大坂落城から早二十年。
世は太平の中にあったが、豊臣家再興を画策する真田六文党は、秘本を奪うべく暗躍を開始した! 彼らの行く手には、服部半蔵ら強敵伊賀忍群が待ち伏せ、さらに妖僧天海の不気味な陰謀が…。
徳川家崩壊を企む真田の残党が繰り広げる痛快時代伝奇小説!
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