侍火消にして府下十傑に数えられる鳥越新之助。<br />新庄の麒麟児と謳われた‘ぼろ鳶組’頭取並は、闇に堕ちたのか? 豪商一家惨殺及び火付けの下手人として手配された新之助は、一家の娘を人質に逃走を続け、火盗改、江戸の全火消の包囲を次々と打ち破っていく。<br />一方、幕府の命で動きを封じられたぼろ鳶組頭取松永源吾は、仲間のため、己のため、決意を胸に立ち上がる。<br />書下ろし長編時代小説!