四十三歳の宇津井茂美はいまだに男性経験がない。<br />自分と似た境遇の伯母が入院してしまい、独り身の行く末を案じていた。<br />両親が伯母を見舞いに行ったため、代わりに父親の知人を接待することに。<br />おくての茂美は、訪ねてきた三人が素敵な男性だと分かり、狼狽えるが……(「小包どろぼう」より)。<br />大人の恋愛は複雑で苦い。<br />だけど、どこか甘い。<br />心にしみわたるアラフォー女性への応援歌。<br />