「あたし、あの人がこんなにも好きなんだ」太物問屋『あたご屋』の一人娘・お八重はごろつきから助けてくれた’川獺’と名乗る男に想いを寄せている。<br />もう一度逢いたい一心で江戸をさまようお八重は、裏長屋で川獺といた女の死体を発見してしまう。<br />殺していないと言う川獺を信じるお八重は……。<br />恋を知った少女が大人になっていく姿を描いた感動の時代小説。<br />