これぞ、令和版『鬼平犯科帳』!(文芸評論家 末國善己氏)徳川幕府開府の翌年、三河以来の譜代の臣米津勘兵衛は、家康直々の命で初代北町奉行に任じられた。<br />戦国の殺気が未だ燻り豊臣恩顧の大名も多い。<br />国情は不安定で、治安は最重要課題だった。<br />得意の槍と剣で悪を断ち、豊かな発想で奉行所の礎を築いていく勘兵衛。<br />次第に悪党から恐れられるが、敵は城内にも――「信長の軍師」シリーズの著者が江戸創成期を守り抜いた男を描く、かつてない衝撃の捕物帳!